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「FIBAワールドカップ2019」苦境の中、もう一度日本一丸となって勝利を目指す17-32位決定戦は本日9月7日(土)16:30よりニュージーランドと対戦

「FIBAワールドカップ2019」は勝ち上がった16チームによる2次ラウンド、そしてAKATSUKI FIVE 男子日本代表が戦う17-32位決定戦がはじまりました。日本は本日9月7日(土)16:30(日本時間)よりニュージーランドと対戦します。この模様はCSフジテレビNEXT、DAZNで生中継される他、BSフジにて27:00より録画放送されます。

既報通り、八村塁選手(ワシントンウィザーズ)が膝の不調と疲労により残る2試合を欠場します。また、篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)も先日のアメリカ戦の第1クォーターで足の指を負傷し、戦線離脱となりました。

苦境が続く中、東莞市に移動して行われた練習前にチームミーティングを行い、「これから戦う試合もワールドカップであり、試合がある限りは勝ちに行く。塁と竜青が欠場することは残念であり、痛手ではあるが顔を上げて戦い続けなければ結果も得られない」とフリオ・ラマスヘッドコーチは選手たちに伝えます。渡邊雄太キャプテン(メンフィスグリズリーズ)も、「この現状はしょうがないこと。塁がいない状況や竜青さんのケガを嘆いてももう戻ってはこない。そこは考えずに、今いるメンバーでしっかり戦おう」と話し、もう一度チーム一丸、日本一丸となって初勝利を目指します。

上海市から東莞市へ半日かけて移動し、翌日には試合が待っています。タフなスケジュールもFIBAワールドカップであり、これもひとつの経験です。田中大貴選手(アルバルク東京)は、「移動も長かったので大変ではありますが、どのチームも条件は変わりません。ただ、人数が少なくなることは国際試合にとってはあまりチームとして良いことではないです。竜青さんのケガも残念ですし、その思いも含めて残ったメンバーがタフさを発揮できるか試されます」とニュージーランド戦に向かいます。

「本音を言えば、もう少し長い時間コートに立っていたいですし、それが自分のためにもなると思います」と篠山選手に代わって、ポイントガードとしても試される田中選手。「ボールを預けたあとに少し止まってしまう時間帯があり、全員でもっともっとボールを動かしてゲームを組み立てることを意識して戦わなければなりません。絶対的にボールを預ける選手がいなくなったことで、みんなが動いて、ボールに絡んで、良いオフェンスをしなければいけないです」

ニュージーランドとはすでに2回の強化試合を行い、1勝1敗(○99-89、●87-104)。今大会ではモンテネグロを破って1勝を挙げており、優勝候補のひとつであるギリシャとも互角の戦いをしました。平均29.7本の試投数を誇り、39.3%の確率で決めてくる3Pシュートを警戒しています。

10人での戦いを強いられ、苦境に立たされる日本ですが、「竜青さんのリーダシップや塁の得点力やリバウンド力は、自分たちにとって欠かせない存在です。そこが抜ける分、自分がもっとしっかりしなければいけないという気持ちはあります。自分の役割は増やしていかなければならないとも思っています」と渡邊選手は力を込めます。強化試合でのニュージーランド戦はケガのために不完全燃焼だった渡邊選手の活躍に期待です。チームメイトを信じ、自分たちのスタイルに自信を持って残る2試合も全力でプレーするだけです。

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